リヤウインド熱線補修用銀について
沿 革
1973年(昭和48年)頃(珠)ヤナセ がキャデラックを輸入したところ熱線入りのリヤガラスが装備されていてサービス部より依頼されサービスマニュアルに記載されているデュポン社の補修用銀を輸入したのが最初です。1975年頃には国産高級乗用車にもオプション装備されはじめ、数年後には軽四輪を含む乗用車、ライトバンに標準装備される迄に普及しました。
1980年頃にはトヨタ、ニッサンからホンダ、スズキ迄全国産自動車メーカーのサービスマニアルに熱線のタッチアップには当社の熱線補修用銀が指定され現在に至っております。
熱線入りガラスが出来上がるまで
自動車ガラスメーカー各社の製造方法は大体次の通りです.
- 最初に車種に合わせて平板ガラスをカットし平板状態で熱線をシルクスクリーン印刷します。
- 車型に合わせて曲げ加工をしますがこの時約600℃〜800℃の加熱をして曲げるので、この温度を利用してシルク印刷したインクを硬化させます.
- 最後に銅メッキをしますがこれは電流が均一に流れる様にするためであり、このためリアガラスの熱線の色が黄褐色、茶褐色、黒褐色等の色になります。この色は全てメッキにより着色された色です。
熱線補修用銀は何故色が違うのか?
タッチアップに使用する材料は自動車ガラスメーカーと同一工程が出来ないのが最大の理由です。修理工場で取り付けられた状態で600℃〜800℃の加熱をしたりメッキ処理をする等不可能なことです。リヤガラスを取外し焼付け工場とメッキ工場に送れば可能ですが、僅か数ミリの断線を補修する為に長時間の工程と高い工賃を支払う人はまず居りません。従って当社の熱線用銀は常温硬化タイブでタッチアップ専用に製作されています。
乾燥後の補修箇所の成分は、96%が純銀粉であり、4%が通電性樹脂です。
特にご注意をお願いしたい事は、この製品は寿命が短期間です。5℃以下の保存条件でで開封前で12ケ月、開封後は1〜2ケ月で御使用できなくなります。その後は補修しても通電いたしませんので十分ご留意ください。
★熱線補修以外の用途について
この製品の本来の用途は電子部品のプリント基板の補修用です。 最近の自動車は大型、小型を問わず燃料制御其の他種々の目的で各種の電子部品が搭載される様になり、しかも電子部品は年々増加の傾向にあります。
最近サービスマンが整備点検中に此れ等の電子部品のプリント基板を傷つけてしまう事故が頻発しており、この傷付いたプリント基板の補修にも熱銀がお使い頂けます。
リアウインドウ熱線補修用銀のご注文はこちらからお願い致します
